回路図

kicadの使い方(回路図編)

基板設計を行うには、まずは回路図の作成が必要です。

この記事では、サンプル回路を元に、実際に回路図を作成する手順を紹介したいと思います。

スキルアップ

  1. プロジェクトの作成
  2. 部品配置
  3. 配線

今回作成するサンプル回路はこちら。PIC12F629を使用したLEDを点滅させるシンプルな回路です。

kicad_回路例

プロジェクトの作成

上部のメニューバーから「ファイル」→「新規」→「プロジェクト」を選択

任意のプロジェクト名を入力してプロジェクトを作成します。

kicadプロジェクト作成

回路図エディタを開く

プロジェクト画面で「回路図レイアウトエディター」をクリックして回路図エディタを開きます。

KiCAD_回路図を開く

回路図のページ設定

回路図の右下の枠に図面の名称や設計者名などの図面情報を設定できます。

kicad_図面詳細

  • 作成日
  • タイトル
  • 会社名(or 設計者名)
  • 図面管理番号

などを記載しておくと図面管理に役立つと思います。

日本語には対応しておらず、「???」表記になってしまいます。

必ず英数字で記入しましょう。

step
1

ファイル」→「ページの設定を編集」をクリックします

kicad_ページ設定を編集

 

step
2

ページ設定画面で必要な項目に記入しましょう。

kicad_詳細情報入力

step
3

STEP2で入力した結果は下記のように表示されます。

kicad_詳細情報入力結果

シンボル部品の配置

▼シンボルを自分で作成する方法はこちら▼

画面右側メニューバーの「シンボルを配置」をクリック。

その後、画面上をクリックすると「シンボルを選択」画面が開くので必要な部品を選択します。

kicad_シンボルを配置

PICマイコンの配置

目的の部品はPICマイコンの「PIC12F629」ですが、PICマイコンは種類が豊富です。

そんな時は検索窓に「PIC12F」と入力するとフィルタリングされて目的の部品を選択し易くなります。

kicad_シンボルを選択1

「R」抵抗の配置

抵抗は検索窓に「R」と入力すると素早く検索できます。

kicad_シンボルを選択2



「C」コンデンサの配置

検索窓に「C」と入力して検索します。

参考

セラミックコンデンサはそのまま「C」を選択

電解コンデンサは「CP」を選択

kicad_シンボルを選択3

LEDの配置

検索窓に「LED」と入力して検索します。

kicad_シンボルを選択4

電源とGNDの配置

電源とGNDも部品の一つで、配置方法は通常のシンボルと同様の操作となりますが、電源専用のシンボル選択画面があるので、そちらから選択して配置します。

step
1

画面右側メニューバーの「電源ポートを配置」をクリック。

kicad_電源ポートを配置

step
2

今回の回路は電源が3.3Vなので、検索窓に「3.3」と入力して検索します。

kicad_電源シンボルを選択1

step
3

GNDは検索窓に「GND」と入力して検索します。

kicad_電源シンボルを選択2



部品シンボルの操作

今回の回路図で必要なシンボルを一通り配置しました。

あとはシンボルの移動複写(コピー)削除を駆使して回路図のレイアウトを整えていきます。

移動

  1. 移動したいシンボル上で右クリック
  2. 右クリックメニューで「移動」を選択

kicad_シンボルを移動

複写(コピー)

  1. 複写したいシンボル上で右クリック
  2. 右クリックメニューで「複写」を選択

kicad_シンボルを複写

削除

  1. 削除したいシンボル上で右クリック
  2. 右クリックメニューで「削除」を選択

kicad_シンボル削除

部品の編集(定数変更)

  1. 編集したいシンボル上で右クリック
  2. 「プロパティ」→「プロパティの編集」を選択
  3. 項目「定数」の値を変更する

kicad_定数変更

配線のやり方

kicad_部品配置

部品の配置ができたら、いよいよ配線です。回路図作成は部品配置が終われば8割完成しているといっていいでしょう。

配線は部品と部品の間を線で繋ぐだけですので簡単です。さっそくやってみましょう。

  1. 右メニューバーの「ワイヤーを配置」をクリック
  2. 配線の始点をクリック
  3. 配線の終点をクリック
  4. ジャンクションは自動で作成されます



配線の削除

配線の削除はシンボルの削除と同様のやり方になります。

  1. 削除したいシンボルを右クリック
  2. 右クリックメニューで「削除」を選択

 

まとめ

サンプル回路を例にして回路図エディタの使い方を簡単にまとめました。

ここで紹介した基本的な操作はどのCADを使用してもだいたい同様な操作になるかと思いますので、他のCADを使ったことがある方であれば、すぐに慣れてくるでしょう。

「KiCAD」の回路図エディタは、他のCADよりもクセが無く、扱いやすいように感じました。

下記記事では回路図作成を効率よく行うための便利なテクニックをまとめています。

【KiCAD】回路図エディタの使い方(ちょっとしたテクニック)

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