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KiCADで基板設計

オープンソースのKiCADの使い方と基板設計のノウハウをわかりやすく解説します

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Elecrowで部品実装依頼する場合の注意点

KiCADで基板設計し、Elecrowで基板製造&部品実装を行った基板が届きました。

基板の品質的には特に問題はありませんでしたが、部品実装でトラブルがあった為、紹介したいと思います。

実装されている部品が違う!?

f:id:rottychan:20161119180657p:plain

LED付きのRJ45コネクタを実装する予定の所で間違いが発覚しました。

同じRJ45コネクタではあるのですが、LEDが無い。

何でこんなことが起こるのでしょうか!?

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LANの信号端子および固定用のボスの配置がピンコンパチなので、うまくハマっているのですが、LED用の端子が無いのですから気付いて欲しいものです><

 

注文の方法を再確認

Elecrowに基板製造および部品実装の依頼をする際は、まず基板の仕様や部品実装に関する注意事項なども含めてメールを送る所からスタートします。

www.kicad.xyz

 

依頼の流れ簡易版

1.基板仕様を記入したメールをElecrowへ送る。

添付ファイルは

1.ガーバーデータ

2.部品表(BOM)

3.ポジションデータ(マシン実装する場合)

2.Elecrowからの見積もり回答

Elecrowでは部品調達も行ってくれるので、部品の調達可否を判断し、Elecrow側で改めて作成した部品表を送り返してきます。

この部品表は実装見積もりの為にピン数まで集計したフォーマットで送ってきます。

最初からこちらでピン数も記入した部品表を送ってあげるとElecrow側もやり易いでしょうし、間違いが減るかと思います。

 

この回答の時に部品の調達ができない物が含まれている場合は、どうするか聞いてきます。

 

3.見積もりを確認し、返事を送る

見積もりを確認したら、メールで返信します。

特に問題なければ、下記のようなメールで返信します。

I checked the quotation.

I will place an order.

 

4.注文方法の指示が返信される

例えば見積もりで$50の回答であれば、「(50)と入力して注文してください」といった内容のメールが届きますので、下記のページで入力して注文を進めていきます。

http://www.elecrow.com/pcb-assembly-p-366.html

 

どこで間違いが起こったか?

Elecrowは部品調達も行ってくれますが、社内にもいろいろ部品を所有しているらしく、互換品があればそれを採用してくれて安くなることがあります。

 

今回、自分で調べる限り通販では「RSコンポーネンツ」でしか購入できない部品が含まれていたのですが、見積もり回答の部品表では調達可能とあったので、そのまま「OK」の回答をしました。

 

これが間違いの原因でした!

 

実はElecrowから返信された部品表には調達可能とありましたが、欄外にあきらかに仕様の異なる部品の写真が載せてありました。

つまり、LED無しのRJ45コネクタの写真が掲載されていました。

気にはなったのですが、あきらかに異なるわけだから、まさかこれを採用するわけではないだろう?と考えたのが甘かったです。

実際にそれが実装されていたのでした。

英語で問い合わせしなくてはいけないという抵抗感から問い合わせをしなかった私にも責任があります。

May a part be different?

の一文だけでも問い合わせればよかったのです。

 

間違いを防ぐ方法

何か気になることがあれば、とにかく質問をする

英語で質問しなくてはいけないのが難点ですが、文面の体裁を気にせず気になることだけを「エキサイト翻訳」などで英文にして気軽に送りましょう!

Elecrowからの回答なども非常にシンプルな文面で送られてきます。

日本のメールのように「お世話になります」などの文面など必要ありません。

私の経験上、気になったことは8割から9割くらいは「失敗」として跳ね返ってきます(笑)

とにかく問い合わせしましょう。

Elecrowは気軽に応じてくれます。

 

調達してもらう部品は「digi-key」か「Mouser」に統一する

Elecrowの調達ルートはいろいろあると過大評価していましたが、基本的には「Digi-key」か「Mouser」で調達できるものに限定した方がいいです。

調達依頼部品には「Digi-key」か「Mouser」の購入画面のアドレスを記載しておくと間違いが無いと思います。

 

心配な物はこちらから送付すると割り切りましょう。

国際郵便の手続きが必要になりますが、慣れれば簡単です。

www.kicad.xyz

 

まとめ

部品の間違いが発覚した時は、P板ドットコムなどではありえないようなミスだったので、やっぱり中国での依頼は厳しいか!?

とも思いましたが、基板自体は良くできていましたし、問い合わせの対応も早いです。

(1回だけですが、休みをとっていたとの理由で1週間放置されましたが・・・)

お互いミスが無いようにこちらも気をつけて指示を出せば、しっかりとやってくれます。

コストの差は歴然としているので、今後もうまく利用していきたいですね。

 

今はコストを抑えて基板を作る場合は中国が主流ですが、今後はベトナムなどにも移行するかもしれません。

海外で製造する方法に慣れておくのは非常に重要かと思います。