KiCADで基板設計

オープンソースのKiCADの使い方と基板設計のノウハウをわかりやすく解説します

PCB設計 データ出力

KiCADのガーバーデータ出力方法

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いよいよ基板発注用のデータ出力となります。

データ出力の前に基板の設計がしっかりと完了しているかどうかを再度確認してください。

特に上部ツールバーの「デザインルールチェックの実行」は必ず実施しておきましょう。

「DRCの開始」ボタンを押すと、チェックが行われます。

パターンが接触していたり、未結線等があれば表示されますので、必ず修正しておきましょう。

データ出力の前の事前準備

ドリルと配置のオフセット

全ての基板の穴は機械で自動的に空けるのですが、後で作成する「ドリルファイル」の座標に従って実行されていきます。

その座標の基準を指定しておく必要があります。

上部メニューの「配置」→「ドリルと配置のオフセット」を選択し、基準にする位置でクリックします。

通常、基板外形の角を選択すればOKです。

私の場合は左下に設定しました。

パッド-マスク(レジスト)のクリアランス設定

各パッドに対するレジストやメタルマスクのクリアランスを設定します。

製造会社によって規定の値が異なる可能性もありますが、とりあえずはP板ドットコムに合わせて設定しました。

レジストのクリアランス → 「0.1」mm

はんだペーストのクリアランス → 「0.1」mm

※各部品のフットプリントで独自に設定されている場合はそちらが優先となります。

 

ガーバーデータの出力

上部ツールバーの「プロット」を選択します。

「製造ファイル出力」画面が表示されるので、必要項目にチェックして「製造ファイル出力」ボタンをクリックします。

下の画像は両面基板(2層)で表面のみに部品実装およびシルクを生成する場合の設定例です。

f:id:rottychan:20160906114833p:plain

 

ドリルファイルの出力

 ガーバーデータの出力と同様に上部ツールバーの「プロット」を選択します。

「製造ファイル出力」画面下部の「ドリルファイルの生成」ボタンをクリックします。

「ドリルファイルの生成」画面が開くので、

 

ドリル単位 → 「mm」

ゼロの扱い → 「少数点フォーマット」

ドリルマップファイルフォーマット → 「ガーバー」

 

を選択し、「ドリルファイル」「マップファイル」「レポートファイル」ボタンをクリックすると各ファイルが生成されます。

f:id:rottychan:20160906125510p:plain

 

データの確認

 KiCADは出力したガーバーデータの確認ができます。

「CADLUS X」ではこの機能がなかったので、非常に便利です。

でもP板ドットコムさんで基板製造する場合、データの確認をかなり細かくしていただけるので、自分で確認しなくても今までデータの不備で失敗したことはありません。

 

逆に「KiCAD」で基板設計し、海外業者で依頼する場合は自己責任が伴うということを強く意識する必要があります。

せっかくガーバーデータの確認機能があるのですから、必ず確認をしましょう。

 

KiCADのプロジェクト管理画面のメニューから「ガーバービューア」を選択します。

「GerbView」画面が開くので確認したいデータを一つずつ開いて確認しましょう。

 

ここまで完了したら、あとは発注の作業となります。

KiCADのデータは、P板ドットコムさんでも対応されていますが、今回は安く製造する為に海外業者で発注してみたいと思います。

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