KiCADで基板設計

オープンソースのKiCADの使い方と基板設計のノウハウをわかりやすく解説します

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無料で使えるオススメ基板設計CADの比較

無料 

回路設計者と基板設計者の意思疎通がうまくできてない場合、「こんな部品配置じゃ特性がでない」「こんな配線の仕方じゃノイズに弱くなってしまう」という理由でいろいろと手直しが必要になります。

そうならないように回路設計者から基板設計者へ適切な指示書が必要なのですが、完全には意図が伝わらない場合があります。

そんな時に「自分で基板設計もできたらいいのに」と思ったものでした。

 

自分で基板設計を行うメリット

昔は基板設計と言えば専門業者に頼むのが一般的でしたが、現在はさまざまなPCB設計用CADが無料で使えるようになっています。

ですので、小規模の回路なら自分で基板設計までやった方が思い通りの基板ができますし、時間もコストも低減できるようになりました。

使い方を覚えるのに時間が必要ですが、習得できればかなりのメリットがあります。

基板設計屋さんの苦労や気持ちがわかるようになるので、基板設計を外注する際には、より的確な指示ができるようになります。

また、趣味や勉強を兼ねて自宅で基板を設計することもできます。

大変便利な世の中になったと思います。

無料で使えるオススメ基板設計CAD

無料で使えるCADは今では結構な種類がありますが、私のオススメCADを紹介します。

  1. 「CADLUS X」
  2. 「Eagle」
  3. 「PCBE」

CADLUS X

P板.comで提供されているCADです。

部品ライブラリも充実しており、使い方講習会なども行われており、初めての方にとっては非常に安心で使いやすと思います。

このCADで作ったデータで基板を製造する場合には「P板.com」にしか発注できないのがデメリットです。

ただ、基板製造に際しては事前にデータのチェックをしてもらえますし、納期も非常に早いので、初めて基板製造までを行う場合には一番オススメです。

 

Eagle

本当にフリーで使えるCADとしては一番ユーザー数が多いかと思います。

その為、部品ライブラリも充実しています。

このCADで作成したデータはどこの製造会社でも使えるので、海外の安い業者へ依頼することができるのがメリットです。

難点としては、回路図を作成する時点で、使用する部品のフットプリントを設定しないといけないところが私は苦手でした。

回路図作成の時は、回路図に集中したい派です。

 

PCBE

本当に手軽なフリーソフトです。

お絵かき感覚で使用できますが、逆に複雑な回路になると使いづらいです。

両面基板の簡単な回路であればこちらのCADも良いと思います。

私の場合、ユニバーサル基板で試作する際に、部品配置や配線の簡単なイメージを作る為に使用しています。

まさにお絵かきソフト感覚で使っています。

ちなみに昔、私の師匠である方が、このCADで複雑な設計を行い、それを見せていただいたことがあるのですが「このCADでここまでできるのか!」と感動したことがあります。

 

新しくチャレンジする「KiCAD」

今回私は新しく「KiCAD」というCADにチャレンジしたいと思います。

「無料で使えるオススメCAD」に挙げなかったのは、まだ使いこなしていないからです(笑)

オススメできるかどうかの評価はこれからになります。

 

チャレンジする理由

  • Eagleと同様に完全にフリー(海外で安く基板を製造したい)
  • Eagleと違い、回路図作成時にフットプリントの設計が必要ない
  • 徐々に人気が出てきているので試してみたい

 

資金に余裕があれば、「CADLUS X」一本で十分なのですが、製品によって安く抑えたい場合にはどうしても「CADLUS X」以外のCADも必要となります。

Eagleの苦手な部分を改善?されているということで、新進気鋭の「KiCAD」に挑戦していきたいと思います。