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KiCADで基板設計

オープンソースのKiCADの使い方と基板設計のノウハウをわかりやすく解説します

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KiCADで設計したデータで基板発注する方法(実装ver)

前回は、Kicadで設計したデータを元に、Elecrowにて製造をしましたが、今回はElecrowで実装まで依頼する方法を紹介したいと思います。

 Elecrowで基板製造&実装をするにはメールでの問い合わせから

実装まで依頼する場合の手順は下記ページに紹介されています。

www.elecrow.com

 

まずは、「service@elecrow.com」へメールするところから始めます。

 

当然、英語が必要です。

 

当然、私もとまどいました(笑)

 

いろいろ英語ができる方にアドバイスを頂きながら、初挑戦してみました!

 

Elecrowに実装依頼するメールにはどんな内容が必要なのか?

Elecrowで基板製造と実装を依頼するには下記の内容が必要です。

  • 1. PCB Gerber files;
  • 2. BOM of your project;
  • 3. Quantity and PCB spec;
  • 4. Parts mapping for soldering with parts machine, or a simple mapping for hand soldering;
  • 5. Your specific requirements, or some reminds to avoid mistakes;
  • 6. Your shipping address and shipping method you want , HK DHL/Shenzhen DHL/FedEx/register air mail supported;

 

1つずつ順を追って行きましょう

 

1.PCB Gerber files

これはガーバーデータを一つのファイルに圧縮したファイルをメールに添付します。

ガーバーデータの出力は下記記事を参照してください。

www.kicad.xyz

www.kicad.xyz

 

2.BOM of your project

部品表を添付します。

 

特にフォーマットは規定されていないようですが、依頼後に返送される部品表は下記のような表になっているので、それを参考に作成すると良いかと思います。

 

f:id:rottychan:20161012235255p:plain

 

主に下記の情報を記載していれば大丈夫です。

・Elecrowの標準部品があればその部品番号 ※1

・ユニット番号

・抵抗やコンデンサの定数および定格

・部品の型番、サイズ

・部品の購入先のアドレス ※2

 

※1

Elecrowで在庫している部品があれば安く利用できるので、使用できるものがあればなるべく選択しましょう。

Elecrowの標準部品は下記アドレスよりダウンロードできます。

http://www.elecrow.com/download/Elecrow%20Parts%20LibV14_20140320.zip

 

※2

Elecrowでは部品調達まで依頼できます。

依頼できるのは、「Digi-key」「MOUSER」です。

必要な各部品のアドレスを記載しておくと担当者も分かりやすいと思います。

 

3.Quantity and PCB spec

基板の数量やスペックを記載します。

後半で例を紹介します。

 

4.Parts mapping for soldering with parts machine, or a simple mapping for hand soldering;

部品実装を機械でやるか手半田でやるかの選択をします。

今回、一応確認の為にマシン実装を依頼してみましたが、手半田のようでした(汗)

 

5.Your specific requirements, or some reminds to avoid mistakes

特記事項を記載します。

例えば、ある特殊な部品がある場合に「その部品は実装しなくて良いですよ」とか。

 

6. Your shipping address and shipping method you want , HK DHL/Shenzhen DHL/FedEx/register air mail supported

主に配送先の住所を記載します。

また、配達方法の希望があれば指示します。

特に希望がなければ、無記載でElecrowに任せればいいでしょう。

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Elecrowへ実際に依頼したメールの抜粋

ということで、実際にElecrowへ依頼した際のメールを紹介します。

英語の依頼は私も初めてでかなりとまどいましたが、英文自体はそれほど難しいものではありません。

「何事も慣れです!」

とにかく下記を参考に依頼してみましょう!(笑)

 

 

Dear Sir or Madam,

(担当者が誰かわからないのでとりあえず)

 

Would you please make a quotation for PCB fabrication and assembly?

 

1. Gerber: Attached (○○○.zip)

→ガーバーデータのファイル名を記載

 

2. BOM: Attached (○○○.zip)

→部品表名の記載

 

3. Quantity: 3
PCB spec: ○○mm(H) x ○○mm(W) x 1.6mm(T), 2 layers with regular rule, Parts mount on top side

→数量、基板サイズ、基板厚、層数、部品実装の面(今回は表面のみの指示)

 

4. Parts mapping: With parts machine

→マシン実装を希望(結果、手半田でしたが・・・)

 

5. Attention: Copper thickness are 35um.

→この項目で伝えたいことをいろいろと書きます。

 まずは、銅泊の厚み(通常35umですね)


PCB color is blue.

→基板カラー 青(Elecrowの良い所ですが、他にも無料で基板の色を選択できます)

 

Silk is only top side.

→シルクの面を指示(今回は表面のみの指示)


Attached is a XY position of parts as ○○○.zip.

→マシン実装する場合はポジションファイルを添付

 

「U2」「U3」 is supply from me.

→こちらから供給する部品があれば、ユニット番号と共に指示する

 

We are considering to produce 100 sheets after this prototype.
Also the case's estimate, please.

→量産も検討する場合は、量産数量での見積もりを依頼しておくと便利です


6. Shipping address:

→配送先の記載

番地, ○○ハイツ #100(部屋番号), 町名, 区や市, 県, Japan 郵便番号

 

Shipping method: Earlier is better but depending on the price

→配送は「早い方が良いけど、価格優先でね」

 

Sincerely,

 

まとめ

いかかでしたでしょうか?

私も英語が苦手ですが、いろいろアドバイスを頂きながら発注してみると、意外に簡単な気がしました。

文章自体はそれほど難しくないので、エキサイト翻訳等を駆使すればなんとかなるかと思います。

 

ちなみに英語のメールで返信が来た時はちょっと焦ると同時に楽しかったです(笑)

 

今後は激安基板のトレンドは中国のみならず、ベトナム等へ移る可能性もありますので、どんどんチャレンジしてみたいなぁと思ってます。